曹洞宗　　　塩澤山　　寳光寺

旧天台宗菩提院と称し　開祖は不詳ですが　治承
四年(1180）正ニ位右大臣源頼朝公が関東攻めの折　当山に宿営になり　建久三年（1192）頼朝公に
より寺領十石の寄進を受けました

その後　ご開山以船文濟大和尚が諸堂を再建し
天台宗を改め塩澤山寶光寺とし　以来　末寺十二
ｶ寺を有する禅寺の名刹となりました

天正十九年（1591）には徳川家康公より十石の
御朱印を賜り　代々書き換えをなされたといいます
天保十三年（1842）二月に火災にあい　この
火災で現在の総門を除く諸堂を悉く焼失し
社会事情や諸般の事情により七十年余りの間
七堂伽藍の再建は成りませんでした

昭和三十六年当山三十二世住職として迎えら
れた禅岳昭道大和尚は七堂伽藍の再建を決意
し　その足がかりとして山内に秋川霊園を開設

復興の大願成就に向けて邁進し三十年近い年月を経て平成十三年十月　「七堂伽藍の復興」を成し遂げました
上段左上　本堂：観世音菩薩＝日展仏像彫刻
審査員　西村房蔵氏作＝を安置

中段右　山門堂：山門内総仏像＝仏師・宇津野
善晃氏

下段左横　参道：両脇に並ぶ十六大阿羅漢像

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