臨済宗 龍珠山 一峰院
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臨済宗建長寺派のお寺で 応永３１年（１４２４）三田雅楽之助平将定の開基とされ 開山は周防国 （山口県）高山寺に住した玉英賢韜です 宝暦九年（１７５９）に焼失し 七年後の明和三年に再建されました 寺宝に十一面観音像 不動明王像 承応元年 （１６５２）と元禄期に作られた袈裟 および安永三年（１７７４）の近世臨済禅を代表する高僧大休慧昉による「一峰院亀鑑」（住職規則･･･直筆）や 広い地域よりあらゆる階層の人々から寄進された大般若経六百巻などがあります また境内には経塚や天保年間建立の出羽三山碑もあります 本尊 十一面観音菩薩（市指定重要文化財） |
| 羽村市指定有形文化財 一峰院の鐘楼門 当門の構造形式は 一間三戸 鐘楼門 入母屋造桟瓦葺（当初は茅葺）であり正面は南に面しています 建築年代は「諸色写之帳」（小林清家文書）によると文政２年（１８１９）頃で 大工は羽村などで活躍した木野下村（現青梅市）の堂宮大工小林藤馬です この門の大きな特徴は 寺院の山門としての楼門（二階に腰縁をもつ形式）と鐘楼を兼ねていて 二階部分が 梵鐘を釣るために一般的な楼門と比べて建ちが高く壁が設けられていないことです また 一間門であるにもかかわらず三ヶ所に扉が付いていることや すべての柱に角柱を用いていることも珍しい形式です 建築様式は和様を基本とした禅宗様と折衷様です |
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中国・韓国仏教史蹟踏査記念碑 一峰院第三十五世住職岱山雄風は日本仏教の源流を求め 中国大陸及び韓（朝鮮）半島の山野を渉してきた この間 日・中・韓の三国の平和は日清・日露・第一次・第二次・の諸大戦の犠牲の上に築かれていることを身を以って体験した ここに これらの諸大戦で犠牲となった 一峰院檀信徒の戦病没者の法名を刻して 諸精霊を顕彰し 日・中・韓三国の恒久平和の心の礎としたい また 当山住職が日本人として最初に訪れた仏教遺跡や日本に初めて紹介した仏教資料 或 は新発見の石碑等に関する記録の極く一部分を記念してこの台座に刻し 日・中・韓三国の親善及び友好の心の証としたい（岱山雄風 記） |